雪駄とはどんなの?
ゆきのげた!と書いて雪駄なのですが、昔話などで良くでてくるようなのが雪駄です。
今はスリッパやサンダルと言った次世代のアイテムが登場しているので、雪駄を購入する機会や、利用する機会はないのではないでしょうか?
また、足が結構露出されるので怪我する確率というのも高いのです。
そんな雪駄の良いところは何があるのでしょうか?
■昔ながらの雪駄の良さとは?
まず動きやすい!というのが雪駄の良さだと思います。
そして、以外と簡単な作りなのに頑丈ということでも有名です。
また、紐の部分などの柄をかえることで、オリジナル度の高い雪駄も作ることができます!
ちなみに現在はオーダーメイドで雪駄を作ってくれるところもあるので、気軽に家の周りを散歩するようのシューズとして雪駄を利用してみてはいかがでしょうか?
軽いですし、疲れが出にくく意外と悪いものではないですよ?
お年寄りなどへのプレゼントなんかに手作りして渡すのも悪くないかも知れませんね!
わらじは機能性に優れた伝統工芸品
日用品からは遠ざかったものの、今でもわらじの知名度は高いです。
わらじは稲やい草などから作られ、前から長い緒が伸び、側面とかかとの輪を通してアキレス腱付近で止める構造になっています。
ビーチサンダルの形状に近いわら草履と混同されがちですが、厳密には異なるものです。
わらじは足にフィットする構造のため、道路が舗装される前までは旅の必需品として愛用されていた歴史があります。
土が剥き出しの道路を歩くと網目の間に土が埋まり、とても歩きやすくなります。
現在では祭りで使うことが大半ですが登山用品としては現役で、苔が多い場所を登る沢登りに重宝されています。
大変便利な構造ではありますが、アスファルトに覆われた道路が増えた現在ではすり減りが激しく実用性が下がってしまい、それが廃れた原因だと考えられます。
外で歩く用途では廃れましたが、現在ではスリッパの代わりに履く布ぞうりと呼ばれる履物として復活の兆しを見せています。
これは布に材質を変えて作ったもので、足が蒸れずに快適ということで愛用者が増えています。
一方で、着物に合わせて履く華麗なものもあります。
材質は合皮や皮などが多く、着物に合わせるために大変美しい作りになっています。鼻緒が取り替えられる作りになっているので長い間楽しめます。
どちらかといえばハレの日の履物で、前述の日用品とは全く異なるものですが同じ名で呼ばれています。
着物用の履物を扱う店で売られているのはこちらのものです。